コンピュータチェスの強さ

コンピュータチェスの強さ

一番最初に作られたコンピュータチェスといえば、1912年の「エル・アヘドレシスタ」でしょう。ただ、これは、チェスの終盤だけを扱った限定的なもので、最初からチェスの勝負をするものではありませんでした。

 

その後、様々なコンピュータチェスが開発され、ついに1996年に、IBMのコンピュータ「ディープ・ブルー」が世界チャンピオンに勝利しました。

 

このことは、ついにコンピュータが人間に勝利したとして、マスメディアなどでも大きく報道されました。

 

確かにこの事実だけを見ると、コンピュータが人間を上回ったと思ってしまいがちですが、実際は勝ったり負けたりという状況が続いているようで、ややコンピュータ優勢の互角状態、といったところでしょうか。

 

そしてコンピュータの性能が飛躍的に進歩した今では、一般人が普通に購入できるソフトが、ディープ・ブルーのような特殊なコンピュータと同等の性能を持っています。

 

そのため、いつの日か、コンピュータがチェスの全ての手を網羅してしまって、完全に人間を凌駕する日が来るのかもしれません。